■ Flange View-010
2000年7月28日(金)@下北沢屋根裏
シンガポールケイン/HIGHTOWER-Z/capo/カイパン/GLOPTIN

今回のテーマは「テンション」でした。テンションの種類の違う5バンドを集めてみました。また今回は10回目という事もあり、初心に戻って企画してみました。バンドによって音の捉え方が違うのって面白いですよね。そこら辺の考え方の違いも出ていたような気がしました。
今回はFlange Viewが10回目ということなのですが、決して一人でやったとは思っていません。皆様に支えられてこの企画は成り立っています。ホントいろんな人にお世話になっている。勇気づけられている。Flange Viewみたいな異種の対バンの組み合わせをしてる企画は、本来短命だからです。だって、普通の企画者は、リスクの多い対バンの組み合わせは避けるでしょう。ジャンルもポリシーも違うバンドを集めるのは、イロイロと問題が発生して結構面倒なモノなんです。下手すると企画に誘っても、敬遠されて断られてしまう確率も結構高いし・・・(もちろん体験済み)。なので、出演して下さったバンドの方、足を運んで見に来ていただいた方には、本当に感謝しています。これからも私は、Flange Viewに関係した方の音楽の許容範囲を広げられるような企画を行いたいし、続けていきたいと思います。

シンガポールケイン
すっかりこの企画のお馴染みのバンドになったかもしれませんね。シンガポールケインは只今、ジャンルを問わずいろんな人に好かれています。ある意味、この企画を盛り上げてくれた立役者かもしれません。私としてもこういうバンドを紹介できると、企画をやっていて良かったなと思ってしまいます。だから、すごく感謝しています。で、今回のライブですが2人シンポでした。でもって、形勢逆転。何が形勢逆転かというと、次の曲を指示をするのが今回はドラムのヒロミちゃんでした。ベースの山口君は、次どの曲をやるのか知らなかったのです。でもって、ヒロミちゃんが「次、Wジョイント」と言うと、山口君が「はい」と言うのが妙におかしかったです。今回のシンポの演奏は、気持ちよいぐらい音の抜けが良かったです。新曲もイイカンジでした。まだまだ成長して行きそうです、このバンド。うーん、まさしく「進歩」ってカンジです。
HIGHTOWER-Z
演奏が始まったとたん、私の腹の底から黒い笑いがこみ上げてきました。
下北屋根裏が、一瞬にして高円寺20000Vに豹変してしまったのである。ハイタワーは20000Vの空気を召喚してしまった。もう、これは笑うしかない。好き放題やってくれ!やれるところまでやってくれ!って気分になりました。さすが20000Vの申し子達・・・・スゴイ!。
で、久しぶりに見たハイタワーのヘビーグラインド・エスニックロックは健在だった。
Shh氏のギターの爆音ぷりも健在。フッタ氏のエフェクター心溢れるベースは最高。(ちなみに彼はフレットレス使い。リハ中に、私のフレットレスギターに素早く反応していました(笑))、市川氏のドラムもなかなかパワフルで良かったです。
暗黒の音召喚師達は、これからも「20000V風」どこででもを吹き荒らすことでしょう。
テニスコーツ
このバンドが今回出演してくれたことはホント奇跡的なことで、とても嬉しいことでした。なぜなら、今回のライブは一年半ぶりだし、トータルのライブの本数も著しく少ないバンドだからです。実は密かに去年の年末あたりから、テニスコーツのライブがみたくて仕方がなくて、それとはなくサヤさんに聞いてみてたりしてました。しかし、サヤさんがライブ自体あまりやりたくはないという話も聞いていたので、テニスのライブは半ば諦めていたのでした。そして、今年の2月にマジキックより1stミニアルバムが完成しました。私は2月19日のパパライオン企画の時に、ウエノさんより無理矢理買い奪ったのを覚えています。それから、聞き狂いました。泣きました。ホント心が洗われる楽曲、サヤさんの歌声。そして、曲はきっとサヤさんの心情風景なのでしょうね。聞いてると目の前のものが全て違った風に見えてきて、サヤさんフィルターがかかったような気がして何だか嬉しかったです。ちなみに、仙台ツアーの時にサヤさんの弟さんのバンドのseがテニスコーツでした。その前に私が出演してたのですが、終わったあとテニスコーツが聞こえたときは本当に泣きそうした。ほんと、私の心に染みいる音楽なのです。さて、ライブの方ですが、音響はテニスコーツ向きではないとはいえ素晴らしかったです。なんだか、ここがライブハウスであることを忘れてしまうくらいでした。また自分が出演者であり、企画者であることも(笑)この次、いつテニスコーツが観られるか分からないですが、何がなんでも、絶対に見に行きたいと思うライブのひとつであることは間違いありません。
capo
ヤングカルトヒーロー・ヤシロ君がドラムを叩くことでも知られているこのバンドですが、そんなことはどうでもよくなってしまうほどに曲、演奏、ステージ最高にオリジナリティーに溢れ素晴らしかったです。
いやはや、今回capoを呼べて紹介できたのがホント嬉しかったです。私の身の回りの数名が、すでにcapoに心掴まれてしまいました。
音の方は変拍子多用なんだけれども、ショートでキャッチー。そして、かわいいローファイ感がたまりませんでした。例えて言えば、パステルズにフレッドフリス辺りのフリー系の要素を加えたカンジでしょうか?今回見逃した方はぜひ、次の機会に見て下さい!ちなみに、シンポの企画にすでに誘われていました。こういう、イベントを通じての交流あるのって嬉しいです。ここら辺の今後の動きが楽しみです!
カイパン
何はともあれこのバンドを見ていない人は、どうにかしてこのバンドを生で見て欲しい。なぜなら、このバンドの持つ「良さ」を文で表現するには限界があるからです。一言で言うと、文だとカイパンのコアなところである「気持ちいい感」が伝わらないのです。そうなんです、カイパンは音の絡みの「気持ちよさ」を純粋に追求してるバンドなのです。だからカイパンの良さ理解するには、ライブ見て出音に酔って気持ち良くならなければ難しいと思います。音だけで酔って気持ちよくなるのは大変ですが、ハマるととても気持ちの良いものです。ぜひとも試して欲しいです。この気持ち良さを感じると音楽の聞き方が結構変わるので、一度は体験して欲しいです。これからもカイパンは気持ちの良い音・演奏を追求するために、「曲」という枠にはめられることもなく自由な形で続けてくれる事でしょう。継続は力なりです。今後も楽しみにしていますね。
GLOPTIN
今回は5曲やったよ(やはり、曲数は奇数が都合良い)。改ギターで新曲2曲やりました。ドラムも久しぶりに叩きましたー(粘車やりました。が、またしても不発(泣))。ボックス+フロアタムの曲(sheat)がついに、完全完成形になりました。フレットレスの曲(tongue)を最後にやりました。(いつもはチューニングが狂いやすいので最初にやってた)。ま、そんなところでしょうか?出来具合は、見た人に聞いて下さいましー(笑)

Copyright © Flange House 2004. All Rights Reserved.